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Windows Home ServerにはIIS(Internet Information Service)と呼ばれるWebサーバーの機能が実装されている。
このIISに実装されているWebDAV(Distributed Authoring and Versioning protocol for the WWW)と呼ばれる機能を利用することで、Webブラウザを利用してWindowsのフォルダ共有のようにファイル共有を行なうことが可能になる。
なお、WebDAVは、IIS特有の機能というわけではなくIETFと呼ばれるWeb技術の標準化を行なう団体によって規定されており、httpを拡張したものとなっている。つまり、Windows以外のクライアントからもWebブラウザがWebDAVの機能をサポートしていれば利用することができる。
WebDAVを利用するにはまずIISをインストールする必要があるが、IISのインストールそのものはWindows Home Serverのインストールと同時に終わっている。
また、ルーターの設定なども、Windows Home Serverにリモートアクセスできるようになっていれば、すでに完了している。
このため、まずは以前の回でふれたようなWindows Home Serverが標準で持っているリモートアクセスの設定をすべて完了しておくことをお奨めしたい。
以下は、Windows Home Serverに対してすでにリモートアクセスできるようになっているという前提で話を進めていく。
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Start→Control Panel→Administrative ToolsにあるInternet Information Service(IIS)Managerを起動する |
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左側のペインからWeb Service Extensionsという項目をクリックする |
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WebDAVを右クリックし表示されたメニューからAllowを選択する |
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次に、左側のペインからWeb Site→Default Web Siteとツリーをたどり、右側のペインで右クリックし、メニューのNew→Virtual Directoryを選択する |
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WebDAVを利用して共有したいフォルダを選ぶ、なおこの時にWHSが共有しているフォルダを選ぶと共有できないので、WHSが標準で共有していないフォルダを選択しNextを押す |
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共有するレベルを選択する。ファイルを読み書きできるようにしたい場合にはReadとWrite、Browseを選びNextを押す |
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これだけ設定が終われば、あとはクライアントのWebブラウザで共有設定するだけだ。
Internet Explorerから共有設定するには以下の手順で行なう(ここではWindows VistaのInternet Explorer 7を使用している)。
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Altボタンを押してメニューを表示させ、「ファイル」→「開く」を選択する |
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WHSのIPアドレスと先ほど作成したWebDAVフォルダの名前を入力し、「Webフォルダとして開く」にチェックを入れて、OKを押す
http://(サーバー名かIPアドレス)/(フォルダ名)
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OKボタンを押すと、警告が出る。「許可する」を押すとフォルダが表示される |
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無事フォルダが表示できば、あとは通常のWindowsフォルダと同じ感覚で使用できる |
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なお、すでにリモートアクセスの設定が終わっている場合、外出先からも
http://(自宅のグローバルIPアドレス)/(フォルダ名)
でアクセスできるようになる。
外出先の家族と大きいファイルなどをやりとりするといった使い方が考えられるだろう。
ただし、ここで公開を設定すると、世界中に対して公開することになるので、くれぐれも共有するデータには注意してほしい。
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最後にWindows Home ServerにTVチューナーを搭載して、テレビ番組サーバーにしてみよう。
といっても別に難しいことをするわけではない。
すでにここまで読んできて、クライアントPCとしても使えるように設定している人なら、あとはTVチューナーカードを挿して、TVチューナーカードに付属のドライバなどをインストールするだけだ。
ただし、TVチューナーカードの選定は慎重に行なう必要がある。
まず、ドライバやアプリケーションのインストールにOSのバージョンチェックがある場合にはインストールできないことがある。
また、インストールできたとしてもアプリケーションの作り方などによっては動かない場合も十分に考えられる。
さらに、最近ではWindows VistaのWindows Media Center用として販売され、そもそも録画のアプリケーションが付属していないTVチューナーカードも増えている。
当たり前だが、Windows Home ServerにはWindows Media Centerは付属していないので、そうした製品も動作させることができないので注意したい。
Windows Home Serverで動作する可能性があるのは、Windows XP用のドライバとアプリケーションが付属している製品となる。
実際筆者が試した下記の2製品でも、動作したのは片方だけだった。
○ アイ・オー・データ機器 GV-MVP/RX3
× エスケイネット Monster TV VH 2007
エスケイネットのMonster TV VH 2007はWindows XP用のドライバとアプリケーションが付属していて、インストールは問題なくできたのだが、付属のアプリケーションでDirectXのエラーと表示されて利用することができなかった。
また、アイ・オー・データ機器のGV-MVP/RX3は動作することはしたのだが、ちょっとした工夫が必要だった。
というのも、GV-MVP/RX3に付属するCD-ROMには、ドライバやアプリケーションの統合インストーラが付属されているのだが、これにはOSのバージョンチェックがあって、サポートされていないOSだと表示されてしまい動作しないのだ。
しかし、以下の手順でインストールすれば、インストールして利用することが可能だった(以下光学ドライブがX:\だと仮定する)。
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デバイスマネージャなどで付属のドライバを付属CD(X:\Driver)からインストールする |
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GV-MVP/RX3付属CD-ROMのX:\mAgicTVにあるsetup.exeを直接ダブルクリックしてセットアッププログラムを起動する |
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これであとはGV-MVP/RX3のマニュアルに書いてある通りの手順を実行することでテレビ録画できるようになる。
なお、インストールした状態では、録画先のフォルダがC:ドライブに設定されている。
Windows Home ServerではC:ドライブは20GB程度となっているので、すぐいっぱいになってしまう。
録画ドライブはD:ドライブに変えておこう。
できれば、メディアサーバーで共有されるフォルダであるD:\shares\Videosなどに設定しておくと、ほかのPCからメディアサーバーを通じて再生することが可能になるのでより便利に使うことができるのでお奨めだ。
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録画フォルダをD:\shares\Videosに設定しておくと、メディアサーバーでほかのPCと共有することができる
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さて、4回という長きにわたり Windows Home Severの使いこなし術を紹介させていただいたが、いかがだっただろうか。
Windows Home Serverはまだ生まれたばかり。これからどう発展していくのかは、ユーザー次第だと思う。
ぜひ、さまざまに使いこなして新しい使い方を発見してみて欲しい。
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