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ホームサーバー道場〜上級者編〜Windows Home Server使いこなし術
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- - - Windows ® Home Server使いこなし術 その2 後編 - - -
師範:笠原一輝      

すでに述べたように、Windows Home Serverに標準で搭載されているWMCメディアサーバーは、DLNAガイドラインと同じUPnPの技術に基づいているので、保証はないもののDLNAガイドラインに準拠した機器と相互に接続することができる。しかし、Windows Home ServerそのものをDLNAガイドラインに準拠したメディアサーバーにできればそれにこしたことはないだろう。

Windows Home ServerをDLNAメディアサーバーにするには、デジオンが開発したDLNAガイドラインに準拠したサーバー/クライアントソフトウェアのDiXiM 2 Vista(http://software.transdigital.co.jp/digion/dixim/)を利用するとよい。DiXiM 2 VistaはWindows Vista/XPに対応したソフトウェアで、メディアサーバーとメディアクライアントがセットになって販売されている。パッケージ版はサーバー/クライアントともに3台までインストールが可能で、ダウンロード版はそれぞれ1台に対してインストールすることができる。このうち、Windows Home Serverにインストールするのはメディアサーバーの方だ。なお、DiXiM 2 Vistaの動作環境はWindows Vista/XPなので、Windows Home Serverへのインストールは動作保証対象外となる。実際に導入する場合には自己責任で行なっていただきたい。

DiXiM 2 Vistaをインストールする前に、Windows Home Serverの言語設定を行なっておく必要がある。現在のWindows Home Serverは英語版のみで、標準状態では対応するプログラムも英語版のみとなる。しかし、DiXiM 2 Vistaのインストールプログラムやプログラム自体は日本語版となるので、そのままインストールすると文字化けが発生して、操作に支障をきたしてしまう。そこで、ユニコードに対応していないプログラムでの言語(Language for non-Unicode programs)という設定項目を日本語に設定して、インストールプログラムなどを文字化けしないようにする必要がある。
Control Panel→Regional and Language Optionsの順でRegional and Language Optionsを呼び出す
Advancedのタブを選択し、Language for non-Unicode programsをJapaneseに設定する
OKを押して次へ進む
CDを入れるようにメッセージがでるので、Windows Home ServerのCDを光学ドライブに入れてYesを押す
再起動を促すメッセージがでるのでYesを選び再起動する
これで、日本語のインストーラやプログラムなどを実行しても文字化けせずに日本語が表示されるようになる。あとは、DiXiMのマニュアルに従ってDiXiMのメディアサーバーをインストールすればよい。
DiXiM Media Serverのインストールプログラム、DiXiM Media Server セットアップを選ぶ
Windows Home ServerではWindows Firewallが有効になっているので、必ずYesを選ぶ
インストールが終わった後で、DiXiM Media Server Toolを利用して詳細な設定を行なっていく。DiXiM Media Server Toolはタスクバーの通知領域に表示されているアイコンをダブルクリックすることで起動できる。設定する必要がある項目は公開フォルダとセキュリティで、ユーザーの環境に応じて設定する必要がある。

公開フォルダとは、メディアクライアントに対して公開するフォルダのことで、ここで指定したフォルダに格納されているメディアファイルのみがクライアントに公開される。標準ではMy Documentsのフォルダが指定されているが、Windows Home Serverの場合にはDATA(D:ドライブ)のD:\shareの下にある\Music、\Photos、\Videosの三つのフォルダにメディアファイルを格納する仕組になっている。従って、この三つのフォルダを公開する設定にすればよい。
タスク領域のDiXiMのアイコンをダブルクリックする
公開フォルダのタブを選ぶ
公開フォルダの追加ボタンを押す
公開したいフォルダを選ぶ
 
また、セキュリティのタブを利用して、メディアファイルの再生を許可するクライアント、禁止するクライアントを設定することも可能だ。とはいえ一般的な家庭では、すべてのマシンに対して公開しても問題がないと考えられるので、デフォルト設定を公開に設定しておけばよいだろう。
DiXiMのセキュリティ設定
DiXiM Media Clientを利用すると、Windows Home ServerのWMCメディアサーバーだけでなく、家庭内のさまざまなDLNAメディアサーバーにアクセスできる
なお、DiXiM 2 Vistaに付属しているメディアクライアントをクライアントPCにインストールすると、DiXiMメディアサーバーはもちろん、WMCメディアサーバーに接続してメディアファイルを再生することも可能だ。

音楽ソフトウェアは主にアップルのiTunesを愛用しているというユーザーも多いだろう。Windows Home ServerにiTunesをインストールすれば、クライアントPCにインストールされているiTunesと楽曲の共有を行なうことが可能だ。

iTunesをインストールするには、まずアップルのWebサイトからiTunesのバイナリファイルをダウンロードする。すると、インストールの途中でDefault Languageを選択する箇所があるので、そこでJapaneseを選択する。後は特に問題なくインストールは完了する。
iTunesのインストールでは、途中で言語を選択するので、Japaneseを選択する。インストール自体は英語で行なわれる
オーディオ機能をインストールしていないとこういうメッセージが出るが、サーバーで再生するわけではないので無視して先に進める
iTunesは標準では、音楽の保存先はMy Documents\My Musicとなっているが、すでに説明したようにWindows Home ServerではD:\Shares\Musicになっているので、それに変更する。また、Windows Home ServerにインストールしたiTunesのライブラリをほかのPCから接続できるように設定を変更する。
iTunesのメニューから編集-設定で設定ウインドウを呼び出す
詳細のタブを選択し、さらに一般のタブを選び、変更ボタンを押してiTunesフォルダの場所を。D:\shares\Musicに変更する
共有のタブからローカルネットワーク上でライブラリを共有するにチェックする
これだけ設定すれば、ほかのPCにインストールされたiTunesからWindows Home ServerのiTunesに接続して、音楽ファイルの再生が可能になる。なお、そのためには、常にWindows Home ServerでiTunesが起動している必要がある。このため、Windows Home Serverの再起同時には必ず一度ローカルログオンし、iTunesを起動しておく必要がある。
クライアントのiTunesからWindows Home ServerのiTunesライブラリにアクセスしているところ。ユーザー名でライブラリが表示されるので、Windows Home Serverの場合にはAdministratorになる
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