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| ※アドミン:アドミニストレーター(Administrator)の略。一般的に管理者のことで、ここではPCのデータおよび運用管理者を指す。 |
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今回は初回ということで、「まずはWindows Home Serverの紹介」、と行きたいところだが、本記事が掲載されるHome Server Forumは、そのままずばりWindows Home Serverに関するフォーラムということで、もうWindows Home Serverのことを知らない読者はいないだろうから、いきなりだが割愛させていただく。もし、まだWindows Home Serverはよくわからないよ、という読者がおられるようであれば、こちら(http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/windowshomeserver/default.mspx)を
参照していただきたい。
さて、冒頭でも述べたように筆者もすでにWindows Home Serverを自宅のPCに導入し、ホームサーバーとして利用している。筆者宅の場合、すでに24時間動作しているPCが2台あり、それが事実上のホームサーバーとしての役割を果たしているため、新しく導入したWindows Home Serverは、そのうちの1台の仮想マシン上にインストールしている。なお、ご存じのように現在のWindows Home ServerはDSP版しか存在していないため、必ず購入したハードと組み合わせて利用する必要がある。筆者の場合はHDDとセットで購入したため、Windows Home ServerをインストールしたPCにそのHDDを組み込んで利用している。
すでに述べたように、筆者宅の場合すでに24時間動作しているPCのうち1台がRAID 5(750GB)のストレージを二つ持ち、それ以外にNASとなるTeraStationの1TB(実際にはRAID 5なので750GB)が存在していて、いずれもまだ容量的に余裕があるため、Windows Home Serverマシンにはストレージサーバーとしての役割はほとんど必要としていない。このため、筆者宅ではWindows Home Serverの役割は、バックアップサーバー、そしてリモートアクセスのための入り口として利用している。
特にクライアントPCのバックアップ機能は便利だ。すでに述べたように、筆者宅には24時間稼働しているデスクトップPC(一つはWindows Home Server自体)が2台と、筆者のメイン用のノートPCが1台、家族の仕事用ノートPCが1台、さらには寝室用に必要な時だけ利用するPCが1台と合計で5台のクライアントがある。つまり、5台のPCの面倒を筆者一人で見ないといけないわけだ。
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今までは、それぞれのクライアントPCにバックアップソフトを入れたり、OSをWindows Vista UltimateにしてComplete PC Backupを利用したりしていたのだが、1台1台設定するのは面倒くさい。しかもそんなに努力して日々家庭内のPCのデータが無くならないようにとがんばっても、クライアント(つまり家族)には全く感謝されないし(得てしてユーザーはそれが当たり前と思うものだ……)、報酬(お小遣いアップ?)も払われないという、はっきり言って家庭アドミニとは報われない仕事だ。
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| 筆者宅のネットワーク環境 |
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しかし、Windows Home Serverがきてからはその環境は一変した。Windows Home Serverには標準で自動バックアップ機能があり、クライアントにWindows Home Server Connector Softwareをインストールしておけば、バックアップは自分のPCからWindows Home Serverのコンソールを呼び出し、バックアップしたいPCを探してバックアップの指示を出すだけだ。しかも、自動バックアップの設定をしておけば、指示する必要すらなく毎日自動でバックアップをとってくれるのだ。
これまで苦痛でしか無かった管理も、Windows Home Serverになってからは、自分のノートPCから簡単にバックアップ指示ができるので、気分も楽になった。 |
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| バックアップの管理はコンソール画面から行なうことができる |
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| ほかのクライアントのバックアップ指示もすべてコンソールから行なうことができる |
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しかも、このWindows Home ServerのバックアップはHDDをイメージとして保存してくれるので、仮にHDDが突然壊れたという場合でも、すぐHDDを交換してWindows Home Serverのキットに付属してくるHome Computer Restore CDを利用して元の環境に復旧することができる。バックアップする先がネットワークに限定されることを除けば、HDDをイメージとしてバックアップできる市販のソフトと同じようなことがWindows Home Serverでも実現できるというわけだ。
たとえば、こうしたバックアップソフトの1台分のライセンスを8千円と仮定すると、筆者宅のように対象となるクライアントが5台の場合は8千円×5台=4万円のコストがかかることになる。Windows Home Serverのソフト単体価格(DSP版なので必ずハードとの組み合わせになるが、そのハードの価格を引いた単体想定価格)が2万円台半ばだから、少なくとも3台のクライアントがあれば十分元が取れるとも言えるのではないだろうか。 もちろん、1台のPCをサーバーにする必要があるので、余っているPCがない場合にはその分の追加コストも必要になるが、それでもおそらく自作ユーザーであれば、使っていないパーツを組み合わせたら軽く1台になってしまうという人が多いのではないだろうか(あるいは筆者のように仮想化ソフトを利用してインストールするという方法もあるだろう、なお仮想化マシン上にWindows Home Serverをインストールするのは動作要件の範囲外になるので、ユーザーの自己責任になるしサポートなどは受けられない)。
そのように考えればWindows Home Serverは、少なくとも3台以上のPCをすでに所有しているユーザーであれば十分に購入を検討してみる価値があるというのが、今のところの筆者の評価だ。少なくとも、自分の家のPCの管理に頭を悩ませていた筆者にとっては十分それだけの価値があったと考えている。
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| Windows Home Server導入前と導入後のPCバックアップ |
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