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ホームサーバー道場〜入門者編〜Windowsベースだから カスタマイズも簡単
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師範:清水理史    

Windows Home Server のカスタマイズを始める際に、まず設定しておきたいのが地域と言語の設定だ。Windows Home Server は英語版のWindows Server 2003 R2 がベースとなるため、ユーザーインターフェースはすべて英語となる。そのままでは日本語の入力ができなかったり、日本語アプリケーションの文字表示で不具合が発生したりする可能性もある。あらかじめコントロールパネルの「Regional and Language Options 」を利用して、使用する言語や地域、入力環境の設定をしておこう。表示は英語のままだが、日本語の利用が可能になる。また、環境によってはキーボードが誤認識されるケースもある。デバイスマネージャからキーボードドライバを「106 キーボード」などに変更しておこう。
言語や入力環境の設定はコントロールパネルの「Regional and Language Options 」で設定できる。日本語環境に設定しておこう。
入力環境でIME を選択しておけば、日本語の入力も可能となる。標準の入力環境をMicrosoftIME 2002 に変更しておこう
キーボードが101 となっている場合もある。デバイスマネージャで106 キーボードに変更しておこう。
今やPC の利用に欠かせないセキュリティ対策。
とくに、共有フォルダにクライアントPC からのファイルが集中するサーバーでは、ウイルス対策を欠かすことはできない。

とはいえ、OS のベースがWindows Server 2003となるため、無償で日本語版を利用できるAVG Anti-Virus や個人向けの商用ウイルス対策ソフトであるNorton Internet Security 、ウイルスバスターなどは、ライセンスで禁止されていたり、インストーラのOS チェックでインストールが失敗したりして利用できない。このためWindows Server 2003 に対応したウイルス対策ソフトを導入しよう。

サーバー向けの製品は価格が高いのが難点だが、キヤノンシステムソリューションズのNOD32 アンチウイルスV2.7 など、クライアント向けながらWindows Server 2003 に対応した製品もある。また、avast!はいち早くWindows Home Server に対応したバージョンを発表しており、F-Secure アンチウイルスWindows サーバ版は、正式にWindows Home Server をサポートする予定となっている。サーバーは大切なファイルが大量に保存される場所となるので、ウイルス対策はとくに重要だ。

DOS/V POWER REPORT編集部がWindows Home Server で動作を確認したウイルス対策ソフト
NOD32 アンチウイルス V2.7
キヤノンシステムソリューションズが販売するアンチウイルスソフト。クライアント向けの製品を利用可能。

avast!Windows Home Server Edition
いち早くWindows Home Server に対応。サーバーコンソールを使って、クライアントにインストールしたavast!の管理を行なうこともできる。

AntiVirus Corporate Edition 10.2
個人向けでも有名なシマンテック製品の企業向けバージョン。Windows Server2003 に対応している。

ClamWin
Windows Home Server で動作する数少ない無償利用可能なアンチウイルスソフト。日本語版がないのは残念。
Windows Media Player だけでなく、iTunes でも音楽を共有したい。そんなときはWindows Home Server にiTunes をインストールするという方法もある。サーバーのiTunes に音楽を登録して共有設定でライブラリを公開すれば、クライアント側のiTunesからサーバーの音楽を参照できる。ただし、クライアントからライブラリを参照するには、サーバー側でiTunes が起動している必要がある。サーバーにログオンし、iTunes を起動した状態にしておくことがiTunes で音楽を共有するための条件だ。
Windows Home Server に iTunes をインストール。共有設定でライブラリを公開する。ただし、iTunes を起動させたまま運用する必要がある
Windows Home Server の基本機能は、ファイルとメディアの共有、バックアップ、リモートアクセスといったところ。しかし、ベースがWindows Server 2003 R2 だけに、これ以外の機能も利用できてしまう。
コントロールパネルの「Add or Remove Programs 」でWindows のコンポーネントを追加すれば、DHCP サーバーやDNS サーバー、FTP サーバーなどとしても動作させることが可能だ。
リモートアクセス用にWeb インターフェースが用意されていることからも分かるとおり、Windows Home Server ではWeb サーバーとしてIIS(Internet Information Service)が標準で動作している。

このため、IIS の設定ツールを利用してサイトやバーチャルディレクトリを登録すれば、サーバー上に自分用のWeb ページを用意することができる。Windows Home Server の機能と組み合わせれば外部公開用のWeb サーバーとしても活用可能だ。
IIS の設定にはスタートメニューの「AdministrativeTools 」にある「IIS Manager 」を利用する。
IIS Manager では、登録されているサイトの管理や新たなサイトの追加が可能。通信に利用するポート番号の変更なども可能となっている。
新たにサイトやバーチャルディレクトリを追加すれば、自分用のWeb サーバーとしても利用可能だ。
Windows Home Server のWeb インターフェース。サーバー上で稼働しているIIS を利用してページの表示が行なわれている。
Web サーバーならではの機能を追加する

Windows Home Server では、一般的なサーバー向けアプリケーションも動作させることが可能だ。マイクロソフトが無償で提供しているSharePoint 3.0 やWeb ベースのグループウェア「Group Board Workspace 2007(上)」などをインストールすれば、スケジュール共有や会議室などの機能がインターネット経由でも利用できる。このほか、迷惑メールフィルタのPOPFile(下)をインストールして、LAN 上の複数台のPC から使うといった活用も可能だ。Web サーバーならではの機能を追加する
せっかくPC ベースのサーバーが常時稼働しているのだから、このPC をファイル共有以外の用途にも活用したいところ。そこで検討したいのが、PCI やUSB 接続のテレビキャプチャデバイスを追加した録画サーバーだ。

番組を録画し、「Videos 」共有フォルダに保存するようにしておけば、DLNA やWindowsMedia Connect で接続したPC やAV 機器からも、録画した番組データを再生可能だ。
アイ・オー・データ機器のUSB テレビキャプチャユニットGV-MVP/TZ を利用したテレビ録画に成功した。ただし、アプリケーションによってはOS チェックでインストールできない場合もあるので要注意。
録画/変換したファイルを「D:\shares \Videos 」に保存すると、Windows Media Connect で共有できる。
録画データをWindows Home Server マシンでエンコードすることができれば、クライアントマシンをエンコードに占有されることがなくなり、とても便利だ。これには、エンコードソフトをインストールできるかどうかがポイントとなる。GV-MVP/TZ に付属のものやWindows Media エンコーダ9 は動作することが確認できた。ただ、DivX に関してはインストール時にエラーが発生、うまく動作させることができなかった。「録画→エンコード」という流れを一度に行なえるものが理想だ。
Windows Media エンコーダの動作は確認できた。WMV への変換は問題なく可能だ。
言語や入力環境の設定はコントロールパネルの「Regional and Language Options 」で設定できる。日本語環境に設定しておこう。
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